『テレビ放送に関するオールマイティな技術屋さん』
テレビ放送に関する保守・管理・運用を行っています。ボタン一つでテレビは見ることができますが、それを各家庭までに届けるにはたくさんの人が携わっています。技術はすべての段階に携わることができる唯一の部署です。中でも送信技術は、県内６９か所ある中継局の保守・管理をするため山奥にある中継局に出向し電波が各家庭に届いているか、機器に異常がないか定期的に点検します。また制作技術では、映像管理（ビデオエンジニア）などを通して出演者やVTR、中継映像の見た目や色合いがおかしくないかを確認します。この他にも社内システムや中継など技術が携わる場面は多岐にわたります。私はどの業務を行う際にも必ず疑問点を残さないようにしています。今回できなくても次できるようにすることで、自分の1UPを大切にしています。

入社後初のスポーツ中継で、第１００回　全国高校ラグビー福島県大会決勝戦のビデオエンジニアとして番組に携わりました。１００回目の記念大会ということもあり、現場はとても緊張感がありました。本番一週間前からバラシ機材を用いて機材チェック、会場には前日入りをし機材を組み上げるというスケジュールに初めは自信がなくなる思いでした。しかし、テクニカルディレクターでもある技術の先輩などに疑問点等を聞くことで、ビデオエンジニアとしての自信がつきました。本大会はテレビでの中継以外にインターネットでも同時配信をしていたため多くの方に視聴して頂きました。その大会でビデオエンジニアとして機材組み上げや5台分のカメラアイリスのフォローができたことは、今への自信とつながる内容でした。

ローカル局ならではのチームワークの良さです。
説明会や面接は、終始和やかな雰囲気でした。ローカル局は社員数が少ないため、できる内容に限りがあると就職活動を始めた際は考えていましたが、そんなことはありません。チームワークが良好だからこそ、技術から報道・制作・営業など他部署に提案をすることやその逆も可能であることがテレビユー福島を選んだ一番の理由だと思います。現在は技術部員として送信技術や制作技術に従事していますが、将来的にはジョブローテーションにより他部署への移動があるというのもメーカー技術職とは違う点かと思います。

「就職＝結婚」。就職活動をする上で一番大切なことは、自分の軸を持つことです。その軸に少しでも当てはまる企業があればエントリーしてみてください。そしてインターンシップや会社説明会に一社でも多く参加してみてください。選考途中で落とされても、その企業とは御縁が無かったんだなと思う程度で大丈夫です。働きたい企業を選ぶのは自分自身です。