東京電力は、福島第一原発3号機に設置していた地震計が故障していたにもかかわらず放置していたため、2月13日の地震データが記録できていなかったことを明らかにしました。
東京電力は、福島第一原発の事故で損傷した建屋について地震の影響を評価するため、去年3月、3号機建屋に簡易的な地震計を2つ設置していました。
しかし去年7月の大雨などで地震計は故障。東電は故障を把握していたにもかかわらず修理などの対応を取らなかったため、最大震度6強を観測した2月13日の地震の揺れのデータを記録できていなかったということです。
東京電力は、この地震計について故障した原因の分析を進め、なるべく早く新しいものに交換するとしています。