福島交通で入社式〜持ち株会社で新体制開始( 04月01日)
去年4月に経営破たんし現在更生手続き中の「福島交通」で入社式が行われました。これにあわせて、福島交通は持ち株会社のもとで新しいスタートを切りました。入社式には福島交通とその関連会社に入社するあわせて7人が出席し、支援スポンサーである「経営共創基盤」の松本順(じゅん)管財人から辞令が手渡されました。新年度を迎えた福島交通は「経営共創基盤」が設立した持ち株会社「みちのりホールディングス」がきのう、福島交通に対する「増資」を行い「単独の株主」となったことで新たな体制でのスタートをきりました。式では経営再建を進める2人の管財人が新入社員に対し、きょうは「会社としても新たなスタートを迎えた」ことを報告しました。これからの福島交通グループを担っていく新入社員たち。代表の本田将史(まさふみ)さんは「若さを発揮し、最善を尽くしたい」と力強く誓いの言葉を述べました。「みちのりホールディングス」は、経営共創基盤が同じく再生を手がけている「茨城交通」をはじめ、今後、地域のバス会社との広域的な統合などを検討する方針です。
県新採用職員辞令交付式( 04月01日)
新年度を迎えたきょう、新しい社会人たちが第一歩を踏み出しました。福島市ではこの春採用された職員への辞令の交付式が行われ職員一人一人の名前と配属先が読み上げられたあと代表の淵上修平(ふちがみしゅうへい)さんに辞令が手渡されました。今年度県に採用された職員は96人で、去年より18人少なくなっています。式では佐藤知事が「常に感性を研ぎ澄まし、豊かな未来の創造に果敢に挑戦してほしい」と訓示しました。これに対し代表の谷地洋紀(やちひろき)さんが「県民全体の奉仕者として職務に全力を尽くします」と誓いの言葉を述べました。
会津若松市市制110周年記念式( 04月01日)
市制施行110周年を迎えた会津若松市で記念の式が行われました。式には歴代の市議会議員など関係者およそ150人が出席しました。はじめに菅家一郎市長が「誇りある歴史と文化を未来を担う子どもたちに受け継ぎさらに飛躍を目指したい」とあいさつしました。そして、全員で万歳三唱をして市制施行110年を祝いました。会津若松は1899年に県内では初めて市制を施行した最も歴史のある市で福島を代表する観光地として発展してきました。去年の観光客の数は331万人あまりで5年ぶりに前の年を下回ったものの市では110年の節目を機に観光客の増加を目指したいとしています。
福島・大阪便がきょうから増便( 04月01日)
福島空港と大阪・伊丹を結ぶアイベックス・エアラインズの路線がきょうから増便され1日3往復から5往復となりました。アイベックス・エアラインズはこれまで3往復だった福島・大阪便をきょうから昼の時間帯に2往復増やして5往復にしました。大阪便をめぐっては今年1月まで2往復を運航していた日本航空が撤退したことから便数が減少していましたが今回の増便で2か月ぶりに5往復に戻りました。増便初日の福島からの第一便には定員50人に対して47人が搭乗し満席に近い状態となりました。県では、増便によって大阪からほかの国内路線への乗り継ぎが便利になったこともPRして今後の利用者の増加につなげたいとしています。
日銀短観・県内企業過去最悪の景況感( 04月01日)
県内の製造業の企業の景気判断は、石油危機に見舞われた昭和50年を下回り、過去最悪となったことがわかりました。日銀福島支店が3か月に1度発表している短観・企業短期経済観測調査によりますと、県内の製造業で「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた「業況判断指数」は、マイナス68ポイントでした。これは前回、去年12月の調査を34ポイント下回り、去年3月以降、5期連続で悪化しました。この数字は、昭和50年の石油危機や平成13年におきたアメリカ同時多発テロ直後を下回り、日銀が昭和49年に調査を始めて以来、最悪の水準となりました。日銀福島支店では製造業の在庫調整が進む3か月後の6月の予測ではわずかながら回復が見込めるものの、「まだ底を打ったと言える状況ではない」としています。
郡山市に「ニコニコこども館」がオープン( 04月01日)
市民の子育てを支援する施設、「ニコニコこども館」が郡山市にオープンしました。開所式では市内の保育所の子どもたちが太鼓の演奏を披露したあと、関係者がテープにはさみを入れてオープンを祝いました。「ニコニコこども館」は、市民の子育てを支援しようと郡山市が作った施設で、1階には、雨の日でも遊ぶことができるスペースがあります。施設には保育士が常駐していて、就学前の子供を1回500円で、最長4時間半まで預けることができる「一時保育」も行います。また、絵本や育児書がそろう「図書館」もあり、初日からたくさんの親子連れが訪れていました。「ニコニコこども館」は第三土曜日と日曜日を除いて午前8時半から開館しています。
大沼高校プール事故 顧問教師を不起訴処分( 03月31日)
去年、県立大沼高校で男子生徒がプールに飛び込んで頭を打ち死亡した事故で、検察は書類送検されていた顧問の男性教師をきょうまでに不起訴処分にしました。この事故は去年6月、会津美里町の県立大沼高校でレスリング部の1年生の男子生徒が練習中にプールに飛び込んだ際、底に頭を強く打ち死亡したものです。警察は、部活動の顧問の39歳の男性教師が安全対策を十分に取っていなかったことが事故につながったとして、先月、この教師を業務上過失致死の疑いで書類送検していました。しかし、捜査を進めてきた検察では、死亡した生徒は中学校時代に水泳部に所属し飛び込みの能力があり、男性教師も安全管理に無配慮ではなく、刑事責任を求めるのは難しいとして、きょうまでに、この男性教師を不起訴処分としました。
会津坂下の女性死亡 逮捕男性を不起訴処分( 03月31日)
ことし1月、会津坂下町で91歳の母親に暴行を加えて死亡させた疑いで逮捕された男性について、検察はきょう、不起訴処分にしました。不起訴処分になったのは会津坂下町に住む大工の男性で、ことし1月自宅で同居していた91歳の母親に暴行を加えて死亡させた疑いで警察に逮捕されました。男性は捜査の過程で一貫して容疑を否認し、拘留期限を迎えた先月に処分保留のまま釈放されていました。検察では、警察が逮捕の根拠とした母親のアザやケガについて、何らかの事故によって出来た可能性があるとしてきょう男性を不起訴処分としました。
信頼回復に期待 遠藤新教育長に辞令交付( 03月31日)
相次いだ不祥事を受けて任期途中で辞任した県の野地陽一教育長の後任になる遠藤俊博(としひろ)新教育長にきょう辞令が渡されました。辞令は深谷幸弘(ゆきひろ)県教育委員長から遠藤俊博(としひろ)新教育長に手渡されました。遠藤新教育長は商工労働部長を経て去年4月からは直轄理事を務めていました。教職員による不祥事は今年度、懲戒処分が59件で、このうち5件が免職となっていて深谷委員長は「失った信用を回復するために大きく力を発揮することを期待します」と話しました。遠藤新教育長の任期はあすから3年間です。
障害者福祉施設 不正受給で指定取り消し( 03月31日)
福島市の障害者福祉施設が実際には入居していない障害者を入居していると偽って国や自治体から給付される費用およそ300万円を不正に受け取っていたことが分かりました。不正が明らかになったのは福島市で5つの障害者施設を運営する「雪うさぎ」です。県によりますと「雪うさぎ」では実際には入居していない障害者1人についてウソの業務日報を作成してサービスを提供したように装い、給付される費用を不正に受け取っていました。また、費用の受け取りに必要な介護の計画を作成しないままにおよそ1年間にわたって費用を請求していました。こうして国や自治体から不正に受け取った費用の合計は総額およそ300万円にのぼるということです。これを受けて県では、きょう付けで「雪うさぎ」の障害福祉サービス事業者の指定を取り消しました。この指定が取り消されるのは県内では初めてです。
ナチュリル入社の青木選手 抱負を語る( 03月31日)
陸上女子400メートルハードルの日本学生記録保持者でこの春、福島大学を卒業した青木沙弥佳(さやか)選手がこれから所属するナチュリルの入社式にのぞみました。青木沙弥佳(さやか)選手は東京に本社を置く健康食品メーカーの「ナチュリル」に所属して競技生活を続けます。きょう午後福島市で行われた入社式では、青木選手に辞令とユニフォームが手渡されました。400メートルハードルの日本学生記録を持つ青木選手は同じナチュリル所属の丹野麻美(たんのあさみ)選手らとともに去年北京オリンピックの女子1,600メートルリレーに出場しました。引き続き指導をする福島大学の川本監督は「社会人としての自覚を持ちながら練習に励んで日本を代表する選手に成長して欲しい」とエールを送りました。これに対して青木選手は「人間としても競技者としても今まで以上に成長していきたい」と抱負を語りました。今後、青木選手はナチュリルの社員としてサプリメントの研究や開発に携わりながら8月にベルリンで開催される世界選手権出場を目指します。
会津の名物に!究極のソースカツ丼完成( 03月31日)
昨夜、会津若松市でソースカツ丼の試食会が開かれました。地元の食材で作ったこだわりの一杯。名付けて「究極の伝統会津ソースカツ丼」です。試食会を開いたのは市内の飲食店で作る「伝統会津ソースカツ丼の会」です。ソースカツ丼を会津の名物として広めていくために結成しました。今回は、地元の食材に徹底的にこだわった「究極のソースカツ丼」を作り、一般の人たちに試食をしてもらうことにしました。会津産の豚肉はロースとヒレの2種類、キャベツは北会津で採れた雪中(せっちゅう)キャベツです。米は、地元の有機栽培のコシヒカリを使いました。特製のソースや付け合せの味噌汁、漬物も全て地元で作られたものです。さらに器も特産品の会津本郷焼や会津漆器を使う徹底ぶりです。会津のソースカツ丼は観光客にも人気があり、特に修学旅行で訪れる学生に好評です。会場では「ソースカツ丼の歌」も披露され、「城下町に新しい名物を」と意気込む関係者を盛り上げていました。
トヨタグループ合同入社式( 03月31日)
厳しい雇用情勢の中で社会人としての第一歩を踏み出す若者たちもいます。福島市では、大手自動車販売会社の入社式が行われました。自動車販売会社福島トヨタの今年の新入社員は、グループ会社を含めて27人。世界規模の不況や深刻な雇用不安の中で社会人としての船出をする若者たちに対して小幡勝也(おばたかつや)社長は、「過去のしがらみにとらわれず、新しいものを作っていくことが大切」と積極的に新しいことに挑戦する姿勢を求めました。国内の自動車の販売は厳しい状況が続いていますが、新入社員たちは「自らの力でこの不況を乗り切っていこう」と意欲を見せていました。きょう辞令を受けた新入社員たちは研修を受けたあと4月末からそれぞれの配属先に就いて働くことなっています。
雇用情勢さらに悪化 失職者7800人に( 03月31日)
県内の雇用は正社員、派遣社員を問わず極めて厳しい状況となっています。景気の悪化が深刻化した去年10月以降、県内で仕事を失った人は7800人となり、前の月に比べて、1300人あまり増えたことがわかりました。福島労働局によりますと先月、県内の会社で解雇された正社員は351人にのぼり、景気が悪化した去年10月以降の合計は1449人となりました。一方、派遣など非正規の労働者でことし6月までに仕事を失う人は6352人でこれは全国の都道府県で5番めに多い人数となっています。これで正規と非正規を合わせた失職者は7801人となり先月の調査の時点に比べて1300人あまり増えたことになります。一方、先月の県内の有効求人倍率は、4か月連続で前の月を下回り、0.42倍となりました。これは、平成14年5月以来、およそ7年ぶりという低い水準です。明るい兆しがまったく見えない雇用情勢。国ではきょうから雇用保険の適用範囲を広げて失業者の救済にあたることにしています。