非常時の運用

VoIP無線は、輻輳の影響を受けないなど、災害時の頑健性が期待されています。
福島VoIPネットでは、災害等発生時に備えて運用方法を検討しています。
具体的には今後の検討に委ねることになりますが、現時点では「地震や台風など
県内に大規模な災害が発生または発生が予想される場合
」に下記の運用を行います。
交信内容はアマチュア業務ですが、状況によっては非常通信となる場合もあります。

○災害等の発生状況に応じて、QSOルームに接続して、情報交換や交信をする。
○どのQSOルームを使用するかは、災害等の被災状況などによって適宜決める。
○被災地のノードは、非被災地のノードからWiRES Chatのリモートコマンド操作によって
  QSOルームに接続する。
○QSOを仕切るキー局を設け、キー局の指揮で情報の伝達などのQSOをする。
○「お見舞い」や「挨拶」等のコメントは省略する。

2004年の「新潟中越地震」でもVoIp無線が活用されました。
有事の際にも円滑に運用が図れるよう、ハード面での備えと同時にソフト面での準備を進めていく予定です。

■非常運用時のノード設定

災害等の発生または発生が予想される場合、円滑な運用を図るために各ノードは
可能な限り下記のように設定を変更し運用する。

「File」→「Property」で次のように共通設定する
1.「General Settings」→「TOT」最大の「60min」または、
  「UNLIMITED WHILE IN ROUND QSO ROOM」にチェックマークを入れる。
  「ANNOUNCEMENT」の(Round QSO IN/OUT)にチェックマークをはずす。
2.「CALL OPTION」の「ACCEPT CALL WHILE IN ROUND QSO ROOMS」と
  「BACK TO ROUND QSO ROOM」の両方にチェックマークを入れる。

■非常時にWiRESを有効活用するために(提案)

インターネット回線は、一般電話や携帯電話などに比べて輻輳(ふくそう)の影響が出にくく、
災害時等での活用が期待されています。その一方で、被災地のオーナーやユーザーが、
WiRESの接続操作をしている余裕が果たしてあるのかと疑問視する声もあります。
確かに、被害の程度が大きくなればなるほど、人命救助や自らの命を守ることで精一杯で、
ノードの操作などしていられない可能性が大きくなります。
そこで福島VoIPネットでは、接続・切断操作を他のノード局から遠隔操作できるアプリケーション
ソフト「WiRES Chat」(ワイヤーズチャット)をWiRESを稼動させているPCで同時稼動させることを
推奨します。
WiRES Chat」は、ワイヤーズノード局オーナーのJM7MUU局 本田さんが開発されたものです。
JM7MUU局のHPからDLして利用できるカンパウェアです。
WiRESノード局を運営される方は、万が一に備えてWiRES Chatを是非インストールされるよう
お願いします。