シックハウス症候群という言葉をご存知ですか?住宅を建てるときに使われる塗料や接着剤の成分が原因で、まれに頭痛や喘息などの症状がでることです。塗料や接着剤に含まれる化学成分が原因だと考えられています。そこで、米ぬかを原料にした自然塗料が人気を呼んでいます。「キヌカ」と呼ばれるこの塗料は、石川県小松市で農業を営む長田竜太さんが考案し特許を取りました。長田さんは、玄米を精米する時にでる米ぬかを何かに利用できないかと考えていました。年間3.5トンも処分していたからです。そこで思いついたのが、木の床に塗ること。昔から、米ぬかを木綿の袋に入れて床を磨く習慣がありました。米ぬかに含まれる油成分が木を保護し、自然な艶をあたえるからです。そこで長田さんは、化粧品作りの方法を応用して米ぬかから上質な塗料を作りました。塗り方も簡単。布に含ませて木に塗るだけです。臭いも無く安全。小さな子供がいる家庭や、保育園などで使用されています。「キヌカ」のお問い合わせは、「日本キヌカ」03−5641−3994まで。
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