07年3月11日放送 「グリーンプラって何?」
 博士。このマークは何?
 あー、これか。「グリーンプラマーク」といって、自然に分解されるプラスチックを使った製品に張られるマークじゃよ。
 へえー。そんなマークがあるなんて知らなかった。
 プラスチックは丈夫で長持ちするかわりに、ゴミになると厄介じゃろ。
 そうだね。海岸の砂浜なんかによく打ち上げられているね。
 そう、そこで分解されて土になるプラスチックが徐々に使われるようになってきたんじゃ。




生ゴミや木は自然に分解されて土になる。しかし人工的に作られたプラスチックは、なかなか分解されないために、ゴミになったあとの処理が課題だ。そこで、生分解性(せいぶんかいせい)と呼ばれるプラスチックが登場し、すでに800種類以上の商品が発売されている。つくば市にある産業技術総合研究所の国岡博士は、生分解プラスチックの性能評価や新しい生分解性プラスチックの開発をしている。ここで生分解性プラスチックが土の中で分解されていく過程が調べられ、そのサンプルを見ることができた。土に入れて3ヶ月経過した生分解性プラスチックは、ぼろぼろになっていた。土の中の微生物に分解されたのだ。畑の土の保温と雑草の防止も目的に、土の上に被せるビニールシート「マルチ」は、役目が終わった後の回収が大変だ。しかし、生分解性プラスチックのマルチを使えば、そのまま土にすき込んでしまえばいい。このように、生分解性プラスチックをつかうことでメリットがある商品も存在する。現在は、生分解性プラスチックが高価だが、今後の研究で、もっと安価で特性が優れた生分解性プラスチックが誕生すれば、利用がさらに広がることだろう。