07年1月21日放送 「SLと火力発電は同じ仕組み」
 わー。蒸気機関車だ。
 これは「C11」というSLじゃ。昭和初期に381輌作られたうちの1輌じゃよ。
 へえー。そんなにたくさん作られたんだ。でも、今残っているのは少しなんだろうな。
 そうじゃな。ここ静岡県の大井川鉄道は、大井川沿いに走る私鉄のローカル線じゃ。普通の列車にまじって、SLも運行しているんじゃ。
 そうなんだ。はやく乗ってみよう。



蒸気機関車と火力発電所は、仕組みが良く似ている。そこで、蒸気機関車の仕組みになぞらえて火力発電所のあらましが説明されることもある。SLは石炭を燃やして走ることはよく知られている。石炭を燃やして蒸気を発生させ、その蒸気をピストンに送り込んで横方向の運動に変え、さらに車輪に伝えるときに回転方法の運動にかえているのだ。火力発電所の場合も、石炭や石油、天然ガスなどの燃料を燃やして蒸気を発生させ、その蒸気の圧力で蒸気タービンという風車のような構造の装置を回し、その回転運動を発電機に伝えて発電しているのだ。燃料を燃やして蒸気を作るところまでは、SLも火力発電所も全く一緒なのだ。福島県南相馬市にある東北電力原町火力発電所は、石炭を燃料にしている。同じ火力発電所でも、燃料が石炭、石油、天然ガスとさまざまなのは、欠かせない電気を安定的に供給するために、燃料のソースを多様化しているためだ。