10月1日放送 「缶詰はどうして長持ちするの」
 わー。モモの缶詰だ。私大好き。
 ジュールちゃんの大好物じゃったな
 そうよ。でも博士、なぜ缶詰のモモはいつまでもみずみずしいんだろう。
 缶詰もレトルトパックも同じ原理じゃ。その原理が発明されたのは、今から200年もまえのことなんじゃよ。
 へえー。そんな昔からあるんだ。



今から200年前。フランスのニコラ・アベールという学者が、缶詰の原型ともいえる瓶詰めの保存法を考案し、皇帝ナポレオンから賞金を与えられたと言い伝えられている。
缶詰がどうして長持ちするかは、缶詰の製造工程を見ればわかる。福島市にある缶詰工場は、「モモの缶詰」で有毎だ。工場に運び込まれた「大久保」という品種のモモは、ふたつに割って種を取り、次に蒸気をあてて皮をむく。そして、シロップと一緒に缶詰に詰めて蓋をし、100度近くのお湯に缶ごと数十分つける。これが缶詰が長持ちするポイント。缶を密封したあとに殺菌するので缶の中が無菌状態になり、食べ物が数年間もみずみずしく保てるという原理だ。