9月3日放送 「さわれる3D映像装置」
 博士、これは新しいゲーム機かな?
 うーん。そうとも言えるのう。
 そうとも?じゃあ何なの?
 立体画像に触れる装置じゃよ。
 えー。


ある電気メーカーが開発したこの装置は、立体画像を空間に浮かびあがらせて、あたかもその立体画像に触っているかのような感覚が味わえるディスプレー装置だ。これまで、立体画像の装置は、特殊なメガネをかけて見るような装置が主だったが、「3Dフローティングビジョン」と呼ばれるこの装置は、裸眼で立体画像を見ることができる。それは、レンズ効果による実像を見ているためだ。これまでの装置は、目の錯覚を利用しているため、長く見ていると目が疲れるなどの弊害があった。
写真のカメラの原理でわかるように、凸レンズは物体をレンズの反対側に浮かびあがらせる働きがある。その効果を使って立体画像を浮かびあがらせるのだ。しかし、一般的なレンズの場合は、小さな像しか浮かびあがらせることができない。この装置は、小さなレンズをたくさん集めたスクリーンを使うことで、40センチ角程度の像をコンパクトな装置で浮かびあがらせることに成功した。また、センサーを組み込むことで、像の部分に手を入れると、画像がリアルタイムに反応する機能を加えて、リアリティを高めている。今後、博物館の展示物や、新しいゲーム機への応用が期待されている。