
| 7月16日放送 「ムシが集まらない照明」 |
J 博士。街灯の周りにムシが集まってるね。W そうじゃな。ガやカブトムシなど、夜行性のムシたちじゃよ。 J 餌を求めて集まるのかな。 W そうではないんじゃよ。 J じゃあ、どうして集まるの? |
![]() ![]() ![]() 夜行性のムシは「走光性」(そうこうせい)といって、月や星の光を手がかりに飛ぶと考えられている。船が灯台の明かりを目印に航行するのと同じだ。ムシが街灯に集まるのは、街灯の光を月や星と間違えるためだといわれている。ムシが街灯に集まっている分にはいいが、食品を扱う店や工場では深刻な問題だ。そこで、ムシが集まらない照明器具が開発され発売された。「ムシベール」と呼ばれるこの照明器具は、ムシが集まる紫外線をカットしている。長年の研究で、ムシが集まる光の波長は、人間の目に見える可視光の波長より短い紫外線の領域の光であることがわかったのだ。この照明器具が紫外線をカットしていることは、カメラにムシが見える光だけを通すフィルターをつけて撮影すると一目瞭然だ。フィルターをつけると、ムシが集まらない照明器具の明かりは見えなくなる。この照明器具は、すでに様々な用途のものが発売され、食品工場をはじめ、ゴルフ練習場や荷物の集荷場で利用されている。 ![]() ![]()
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