7月9日放送 「ホタルは何故光るの?」
 会津若松市北会津町の「ホタルの森公園」にやってきました。
 そう、ホタルを観察しにきたんです。
 ここは、数少ない観察地なんじゃよ。
 もうすぐ日が暮れるね。楽しみ。


 会津若松市北会津町は、合併前の旧北会津村のときに、「ホタル保護条例」を制定してホタルの保護につとめてきた。「ホタルの森公園」には、ゲンジボタルの幼虫が放流され、6月下旬には、「ホタル祭り」が開かれ、多くの見物客で賑わう。
 ホタルはなぜ光るのだろうか。実は、よくわかっておらず、研究者にとって長年のテーマだった。そして今年。理化学研究所と京都大学のチームが、世界で始めてホタル発光のメカニズムを原子レベルで解明した。これまで、ホタル発光にたんぱく質の一種であるルシフェラーゼが関わっていることは知られていたものの、そのメカニズムはわからなかった。日本の研究チームは、放射光を使った大型分析施設「Spring-8」で分析することによって、そのメカニズムを解明した。発光は、ルシフェラーゼとルシフェリンが段階的に反応することでおこることがわかった。ホタルは「冷光」といって、熱を出さずに光る。つまり、エネルギーの転換効率がきわめて高いのだ。ホタル発光のメカニズムが解明できれば、LEDを凌ぐ高効率の発光体が開発できると期待されている。