5月14日放送 「電気で温泉を探す」
 兵庫県の姫路市にやってきました。
 きょうは面白い温泉探査の方法を見学しようと思ってな。
 温泉さがしね。面白そう。きっと穴を掘って探すのね。
 いや、電気で探すんじゃよ。
 えー。どうやって?


 温泉探査の方法はたくさんある。温泉を探査する場合は、立地条件などから、いくつかの方法を複合して行うのが一般的だ。これら温泉探査方法の中に「電磁探査」という地中を伝わる電磁波を使う方法がある。これは、医療分野のCTスキャンや超音波診断とほぼ同じ原理だ。温泉探査する場所から5キロほど離れた場所で、様々な周波数の電磁波を地中に流す。その電磁波を地中に挿した電極でキャッチすることで、地下の様子が分析できる仕組みだ。この方法は半世紀ほど前にアメリカで開発されたという。測定は、探査する場所周辺の複数の地点で行い、これらを総合して地下1000mから1500mほどの地質構造を探る。地質がやわらかいところや水分を多く含んでいる場所がわかる。といってもこの電磁探査だけで温泉を100%的中できるわけではない。他の探査方法を複合して行い、温泉の源を予想するのだという。