3月19日放送 「電信柱はこう作る」
 白河市にやってきました。博士、ここは何の工場なの。
 電信柱を作る工場じゃよ。
 ほんとだ。電信柱がいっぱいあるね。
 きょうは電信柱ができるまでを見学してみよう。
 はーい。


 東北新幹線の新白河駅前にある「東北ポール」は、東北地方で2箇所しかない電信柱の工場のうちのひとつだ。年間3万本のコンクリート製の電信柱を生産している。かつて電信柱は木製だったが、木材不足によって昭和20年代からコンクリート製にかわった。電信柱の製造工程だが、はじめに金属製の型枠に鉄筋をいれ、そこにコンクリートを注入する。その後、毎分500回転のスピードで5分間回す。実は、電信柱は空洞なのだ。ちょうど竹と同じような構造で、軽くて強い電信柱を作るための工夫だ。回転させるのは、注入したコンクリートを外周に寄せるためだ。回転させたあとは窯に入れ、65度の熱で約4時間暖める。あとは型を外せば出来上がりだ。コンクリート製電信柱の耐用年数は、設置される環境にも左右されるが、平均で約40年。東北地方には約280万本の電信柱があるといわれている。