12月4日放送 「遠赤外線ヒーター」
 博士。このストーブ暖かいね。
 そうじゃな。遠赤外線のストーブじゃよ。
 遠赤外線?
 そうじゃよ。このストーブは遠赤外線の作用で暖まるんじゃ。
 えー。どういうこと?


 遠赤外線ストーブが人気だ。遠赤外線は、光の一種。しかし、目には見えない。人間の目に見える可視光線は波長によって虹色に分類されるが、赤外線は可視光線の赤色の光よりも波長が長く外側にあるので「赤外線」とよばれている。遠赤外線は赤外線の中でも波長が長い部分の光をいう。遠赤外線は、身体など物質に吸収されると分子を振動させる働きがある。これにより熱が発生するのだ。しかし、空気を直接暖めることはできない。寒い冬でも、太陽の光を浴びると暖かく感じるのは、赤外線が作用しているからだ。遠赤外線ストーブは、カーボンなど熱を加えると遠赤外線を発生する物質を使ってできている。よく、「芯から暖まる」を謳った遠赤外線製品があるが、遠赤外線は表面のごく僅かな深さまでしか吸収されないので、身体の中心にまで遠赤外線が直接作用しているような表現は誤りである。しかし、遠赤外線は身体に直接作用するので、スイッチを入れればすぐに暖かさを感じるという特徴がある。空気を直接暖めることができない遠赤外線ストーブは、エアコンなど他の暖房機と合わせて使うと効果的だ。