11月6日放送 「夢の電気自動車」
 博士のお供で「東京モーターショー」にやってきました。はじめて来たけどいろんな車があるのね。
 そうじゃよ。現代の車から近未来の車まで勢ぞろいじゃ。
 あれー。この車はタイヤがいっぱいついてるよ。
 そうじゃ。これは慶應義塾大学が開発した電気自動車じゃ。
 電気自動車?だって、スポーツカーみたいだよ。
 そうじゃ。時速370キロで走ることができる、高性能の電気自動車じゃ。


 慶応義塾大学が民間企業とともに開発しているのが「エリーカ」だ。「エリーカ」は、現代の車に引けを取らない高性能の電気自動車を目指している。それは、電気自動車を普及させるためには、今の車と同じように「早く快適に移動できる」要素が不可欠だと考えているからだ。「エリーカ」には、パソコンや携帯電話に使われているリチウムイオン電池が採用されている。その電池が床部分に敷き詰められ、広い室内スペースを確保している。また8輪なのも、タイヤを小さくして室内を広くするためだ。タイヤの接地面積が少なくなる分をタイヤの本数を倍にすることでカバーしている。最大の特徴は、「インホイールモーター」といって、すべての車輪にモーターが取り付けてあることだ。つまり8輪駆動車なわけで、走行安定性が高い。
この電気自動車が実用化されて普及するか否かは、高価なリチウムイオン電池の価格が下がることにかかっている。このため慶応大学では、リチウムイオン電池の普及を促進する取り組みも企業とともに行っている。