6月12日放送 「放射線で測る」
 わー。熱そう。
 きょうは、鉄を作る製鉄所にやってきたぞ。
 そういえば、鉄ってどうやって作るんだろう。
 そうじゃな。きょうは鉄が誕生するまでを見てみよう。ところでジュールちゃん。鉄の原料はなんだと思う。
 いきなり質問ね。えー、何だろう。
 鉄鉱石という石や石炭なんじゃよ。


 鉄は、鉄鉱石を2000度という高温で溶かし、鉄の成分だけを取り出すことで作る。そして、高温でどろどろに溶けた鉄を、機械で挟んだりローラーで延ばしたりして薄い鉄の板を作る。真っ赤に燃えた鉄の板の厚さを測るのに放射線が利用されている。「放射線厚み計」という計測器だ。レントゲン写真と同じで、放射線は物質の中を通る。この原理を利用したのが放射線厚み計だ。真っ赤に燃えた鉄板に放射線をあてると、一部が鉄を通して裏側に伝わる。この放射線の量を測って計算することで鉄板の厚さがわかる仕組みだ。こうして精密に作られた鉄板で、自動車などが作られている。放射線は暮らしの中で様々なことに役立っている。