5月15日放送 「人間の脳も電気で動く?」
 あー、だめだめ!もうだめだ!
 ジュールちゃん。どうしたんだい。
 あしたテストなんだけど。ぜんぜん覚えられなくって。そもそも覚えるってどういうことなの?
 ジュールちゃん。実は脳の記憶には電気が深く関わっておるんじゃよ。
 へー。
 記憶には、「つくる」「しまう」「とりだす」という三つの段階があるんじゃよ。
 えー。どういうこと?


 人間の脳の仕組みには電気がふかく関わっていると考えられている。事実、脳の微細な電気信号を検知して、義肢を動かす技術がアメリカで研究されている。
 記憶の「つくる」「しまう」「とりだす」の段階は、パソコンと同じ。「つくる」は文書作成ソフトで文書を作ること。「しまう」は作った文書を保存すること。「とりだす」は、保存した文書を開くことに置き換えられる。パソコン内部には半導体があって沢山の線で結ばれている。脳も同じだ。人間の脳には140億個もの神経細胞があって、さまざまなことを学習すると、これに電気が流れて神経細胞の頭の部分と別の神経細胞の根の部分が繋がっていくと考えられている。しかし、脳に記憶された情報は、しばらく使わないと引き出せなくなる。これが「もの忘れ」だ。記憶をしっかりさせるためには、覚えようとするものを何度も思い出したり目にしたりして、神経細胞のつなぎ目を太くすることが大事だという。