4月17日放送 「リサイクル率99.5%の工場」
 相馬市の松川浦にやってきました。
 ここはノリの養殖で有名じゃな。
 うーん。潮の香りがいいわね。
 きょうは、工場のリサイクルを見学しにきたんじゃ。その工場では、排出物の99.5%をリサイクルに回しておるんじゃ。
 えー。99.5%!どうやってリサイクルしてるんだろう?早く見にいこう。


 相馬市にあるアルプス電気相馬工場では、5年前から「ごみゼロ」を目指して運動をすすめている。まずはゴミを細かく分類することから始め、現在では排出物を種類ごとに75種類に分類している。分類すれば資源としてリサイクルできるからだ。こうして僅か数年で排出物のリサイクル率98.7%を達成した。しかし、そこから先が問題だった。それは、社員食堂でラーメンのスープをとったあとの豚骨とタバコの吸殻だ。豚骨は社員に飼い犬用にと持ち帰ってもらうことで解決した。タバコの吸殻は馬糞と混ぜて発酵させることで堆肥化に成功した。馬糞は発酵温度が高いためにタバコのフィルターの部分まで分解するのだという。相馬地方には「相馬野馬追」という馬を使ったお祭りがあり、馬を飼っている家も多い。このため、馬糞を入手するのも容易だった。こうした涙ぐましい努力が重ねられてリサイクル率99.5%が達成されたのだ。