3月20日放送 「モーターで進む漁船」
 あー、美味しそう。まさか博士がお寿司やさんに招待してくれるなんて…。
 きょうは、ジュールちゃんと地球環境についてじっくり話し合おうと思ってな。
 えー。なんでお寿司やさんで環境問題を話さなくてはならないの。
 このマグロに関係したお話なんじゃ。
 えー。どういうこと?
 環境にやさしいマグロ漁船が登場したんじゃよ。


 マグロは世界中の海で獲られているが、マグロ漁船は大型なので漁場までの燃料やエンジンが出す排気ガスがばかにならない。環境意識が高まる中、漁船の排出ガスを削減しようという動きも出ている。電気推進船と呼ばれるこの漁船は、ディーゼルエンジンで発電し、その電気でモーターを動かして進む。元はディーゼルエンジンということで、どちらも同じに思えるが、効率のよい状態で発電機のエンジンを動かすので排気ガスに含まれる窒素酸化物を2割も削減できるという。これは、バスやトラックなどの大型車が坂道を登るときに排気ガスが濃くなるが、漁船も同じ。排気ガスが少なく燃費がいい回転数で発電機を運転し、その電気を使ってモーターを回せば資源を節約し排気ガスが比較的きれいに保てるという原理だ。電気推進船は、漁船まかりでなくタンカーなどにも応用されている。